真鍮ハウジングの船舶無線室向けの重厚な壁掛け時計です。 昔、船舶の無線局では遭難信号（SOS)を出している船舶がいないか、定時に500Kcを聴取することが義務となっていて、その時刻が時刻盤に表示されています。（毎時15分と45分から3分間：赤の扇形）   ゼンマイ式で、フルに巻いて概ね３～４日は１日あたり安定的に約１～２分の遅れ。 その後は１日あたりの遅れが徐々に拡大し、１週間では３～４分となります。 ここ数年来、実用的な時計として使用しています。   正面のガラスの直径は、約14.5ｃｍ（ガラス厚 約5ｍｍ） 壁面取り付け部の直径は、約20ｃｍ 厚さ（壁面からの出っ張り）は、約10ｃｍ   機構部に以下のように刻印されています。（画像７） 156（型番？、製造番号？） MADE IN ENGLAND   COVENTRY ASTRA(L)・・・Ｌの刻印は薄い （Smith Astral）   時刻盤面はところどころ塗装や表示が剥げていますが、それも”歴史”と考え、あえて補修していません。   現状で、ノークレイムでお願いします。